米AMDは米国時間10月1日,米QUALCOMMに3次元(3D)グラフィックス処理技術「Unified Shader Architecture」の特許をライセンス供与すると発表した。ただし,契約金額や期間など詳しい取引条件は明らかにしていない。QUALCOMMは,携帯電話機向けチップセット「Mobile Station Modem(MSM)」に同技術を搭載する。

 Unified Shader Architectureには,米Microsoftのゲーム機「Xbox 360」に採用された実績がある。AMDは,QUALCOMMがMSMに同技術を組み込むことで,より優れた現実感をともなう携帯電話機用ゲームを実現できるとしている。

 米メディア(InfoWorld)によると,AMDは米Freescale Semiconductorおよび仏伊合弁のSTMicroelectronicsともグラフィックス処理技術のライセンス供与契約を結んだという。

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