米Microsoftとオンライン・ショッピング検索サイトの米Jellyfish.comは米国時間10月2日,MicrosoftがJellyfish.comを買収したことをそれぞれ公式ブログで明らかにした。買収金額などの詳細な条件については公表していない。

 Microsoftは,Jellyfish.comの技術について「いくつかの興味深い用途」を見込んでいるという。また,「Live Search」の主要コンポーネントして今後もショッピングおよびコマース分野に積極的に投資する方針である。

 Jellyfish.comは,インターネットで商品購入を行うための検索エンジンを提供するサイトで,希望に合った商品の検索,製品情報の取得,比較検索などが行える。同サイトの特徴は,ユーザーにキャッシュバックする方式をとっていること。消費者が同サイトを通じてオンライン・ストアの商品を購入した場合,オンライン・ストアからJellyfish.comに手数料が入るが,Jellyfish.comはこの一部を商品購入したユーザーに還元する。

 同社は,「現在の広告出稿は検索エンジンに過剰な価値をもたらしており,消費者と販売事業者の支払いが犠牲になっている」と指摘する。Jellyfish.comのキャッシュバック方式は,ユーザーがオンライン購入するのに最適な商品を見つけた際に,同社とユーザーおよび広告主が公平に報酬を得られるシステムだと説明している。

[Microsoft,Live Search関連の公式ブログ]
[Jellyfish.comの公式ブログ]