Rubyで開発したCell上で稼動するユーザー・インタフェース
Rubyで開発したCell上で稼動するユーザー・インタフェース
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Cellソフトウエア開発環境「Cellリファレンス開発プラットフォーム」
Cellソフトウエア開発環境「Cellリファレンス開発プラットフォーム」
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Cell開発環境のソフト/ハードウエア構成
Cell開発環境のソフト/ハードウエア構成
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 2007年10月2日から6日まで開催されているCEATEC JAPAN 2007で,東芝がCell BE(Broadband Engine)上でRubyを使った次世代家電プラットフォームのデモを展示している。家電向けの,音楽や映像などを扱うユーザー・インタフェースをRubyで開発した。

 Cell BEはPLAYSTATION3に搭載されているプロセッサ。RubyはWebアプリケーションを中心にビジネスでの採用が広がっているが,家電のような組み込みシステムに使用した例は珍しい。

 デモは,Cell向けソフトウエア開発環境である「Cellリファレンス開発プラットフォーム」上で,Linux上でRubyからグラフィックス・ライブラリcairoとグラフィックスAPIのDirectFBを使い開発されている。ほとんどの画面描画や操作をRuby経由で行ったという。Rubyからcairoを使用するためのライブラリであるrcairoを採用。文字やアイコンの表示などをrcairoで行っている。LinuxディストリビューションはFedora7を使用している。