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「2週間で稼働できる,労働集約でないSIを実現する」,ウルシステムズがSIにオープンソース業務アプリ活用へ

高橋 信頼=ITpro 2007/09/28 ITpro
ウルシステムズ 代表取締役 漆原茂氏
ウルシステムズ 代表取締役 漆原茂氏
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 「2週間で稼働できる,労働集約でないSIを実現する」(ウルシステムズ 代表取締役 漆原茂氏)---ウルシステムズはSIにオープンソース業務アプリケーション活用を開始する。「CRMやERPやECなどの高機能な業務アプリケーションがオープンソース化され,買ってきたりゼロから作ったりしなくとも,集めて使うことができる時代になった」(漆原氏)。

 漆原氏は,これまでのSI(システム・インテグレーション)は労働集約産業だったと指摘する。「お客様の満足を最大にしようとするともうからない。案件が終わるたびにゼロからのスタート。ERPなどのパッケージを買えば投資の3~4割はライセンス費用として欧米に流れていく」(漆原氏)。また現場の業務に合わせるために要求開発や業務分析に膨大な労力を費してきた。その結果,稼働までに長い時間と高い費用を要し,しかも出来上がったシステムは顧客が必要とするシステムとは別物,というケースは珍しくない。「日本のSI業界はこんなことを30年間繰り返してきた。その延長上に未来はない」(漆原氏)。

 漆原氏は,このような状況を,ここに来て増加してきたオープンソースの業務アプリケーションの利用で変えることができると見る。ウルシステムズではSugarCRM,ERPのCompiereやOpenbravo,opentaps,BIツールのpentaho,帳票ツールのPentaho,ECサイト構築ツールのEC-CUBE,ポータルサイト構築ツールのXOOPS Cube,SNS構築ツールにOpenPNEなどのオープンソース業務アプリケーションを評価,実用に足る機能を備えてきているという。

 すでに無償でダウンロードして動かしてみることができるシステムがあるため「まず導入してみて,ニーズにあわせて成長させていくという新しいSIモデルが実現できる」(漆原氏)。2000年にECシステムを構築した際,漆原氏によれば標準的な開発費用は2億2000万円,開発期間は9カ月だったという。それが2007年にはオープンソースのOSやミドルウエア,フレームワークの活用などによる生産性の向上で4000万円,4カ月が普通になった。今後はオープンソースの業務アプリケーションの利用で,2週間,初期費用は600万円程度になると漆原氏はいう。「初期費用と期間を抑えて,毎年の100万円のソフトウエア費用でシステムを成長させていくというモデルが実言できる」(漆原氏)。ソースコードは公開されておりベンダー・ロックインは発生しにくい。カスタマイズや追加開発したコードは再利用していくことができる。「お客様にとっても、長く付き合うほどメリットが大きい」(同)。

 ただしウルシステムズでもまだ具体的な案件は始まっておらず,実際のSIはこれからだ。漆原氏はオープンソース業務アプリケーションを利用したSIの難点として「お客様の言うとおりに作るのでは実現できない。ベンダーから提案しなければならない」(漆原氏)点をあげる。また一社だけでは実現できない。「アライアンスが必要になる。協力できるベンダーと組んでいきたい。またオープンソース・コミュニティとも協調しなければならない。GiveしないとTakeもできない」(漆原氏)。

 「我々はJavaを『まだ時機尚早だ』と言われたころから使ってきた。(オープンソースのフレームワーク)Strutsもバージョン0.9のころから実システムに使って何を考えているんだと言われたが,すぐに標準になった。オープンソースの業務アプリケーションも2000年のJavaと同じですでにReady to Goだ」と漆原氏は語る。

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