セキュリティベンダーであるスペインのパンダセキュリティ(Panda Security;旧名はPanda Software)は2007年9月25日(現地時間)、同社の公式ブログにおいて、2007年1月末に出現したウイルス「Fujacks」と同社は無関係であることを改めて強調した。

 Fujacksは実行形式ファイル(.exe)に感染するウイルスで、感染したファイルを実行すると、パソコン中のすべての実行形式ファイルにFujacksを埋め込んで感染を広げる。同時に、感染したファイルのアイコンをパンダの絵に改変するため、「パンダウイルス」などとも呼ばれる。

 「パンダ」が特徴のウイルスであるため、同社には「このウイルスの生成と配布にパンダセキュリティが何らかの形でかかわっているのではないか」といった問い合わせが、ある記者から数カ月前に寄せられたという。

 同ブログを執筆した同社スタッフは、当然そのような事実はないと強調。その証拠に2007年9月、パンダウイルスの作者に対して禁固4年の判決が下っているとしている(日経パソコンオンラインで既報)。