「M2には創業者ボーズ博士の並々ならぬ思いが込められている」と佐倉住嘉代表取締役社長
「M2には創業者ボーズ博士の並々ならぬ思いが込められている」と佐倉住嘉代表取締役社長
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こぶしほどの大きさながら、音質は高級オーディオスピーカーに匹敵
こぶしほどの大きさながら、音質は高級オーディオスピーカーに匹敵
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同時発表したiPod対応の「SoundDock Portable」は3時間のバッテリー駆動が可能
同時発表したiPod対応の「SoundDock Portable」は3時間のバッテリー駆動が可能
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 音響機器メーカーのボーズは2007年9月27日、今秋に発売する新製品群を発表した。注目は小型スピーカーの「M2(Computer MusicMonitor)」。デジタルアンプを内蔵しているため、パソコンやiPodなどの携帯音楽プレーヤーを接続して音楽を楽しめる。特徴は、手のひらに乗るほどの大きさでありながら、高級オーディオスピーカーに匹敵する高い音質を備える点。アルミ製のきょう体の左右側面に空けられた穴に独自の工夫があり(ハイパーレゾネーターと呼ぶ)、大型スピーカーと肩を並べるほどの迫力ある低音も再生できる。大きさは幅65×奥行き123×高さ122mm。価格は3万9480円で、11月1日に発売する。

 実はM2は、2006年3月に発売した「M3(Micro MusicMonitor)」(4万9980円)の姉妹機種に当たる。「M3は、同社を創業したアマー・G・ボーズ博士が長年追い求めてきた理想的なスピーカーの形を具現した初めての製品」(同社)。M2は、このM3の設計を生かしたまま付加的な機能をそぎ落としたもので、約1万円の低価格化を実現した。M3との違いは、電池駆動ができないこと、キャリングケースが付属しないこと、色はシルバーのみなど。微妙な違いはあるものの、両製品の音質はほぼ同等という。直販専用モデルだったM3と違って、M2は全国の家電量販店向けにも出荷する。

 ほかに発表した製品は以下の通り。iPodを接続する専用端子の付いたスピーカー「SoundDock Portable」(4万6200円)、ホームシアター向けのサラウンドシステム「Lifestyle V30」(36万7500円)と「同V20」(25万2000円)、オーディオコンポシステム「WBS-1EXIV」(15万5400円)、スピーカー「77WER/77WER-S」(12万6000円)。SoundDock Portableは発売中の「SoundDock」の上位機種で、機能はほぼ同等ながら約3時間のバッテリー駆動を可能にしている