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 米iRobotが米国時間9月27日,外出先から自宅にいる家族とのコミュニケーションを取るための家庭用ロボット「iRobot ConnectR Virtual Visiting Robot」を発表した。音声による会話が行えるほか,ビデオ・カメラで自宅のようすを確認するといった利用ができる。

 ConnectRは無線LAN経由でインターネットに接続し,外部の人との会話に利用できる自走式ロボット。遠隔操作による移動も可能。

 iRobotの家庭用掃除ロボット「Roomba」と似た円盤型の本体に,マイク,スピーカ,ビデオ・カメラなどを搭載する。ビデオ・カメラは4倍ズームと230度チルト(垂直方向の撮影角度変更)対応で,映像を外部に送信する。ヘッドライトも備え,暗い部屋でも撮影できる。バッテリが消耗してくると,自動的に充電台に戻って充電する。ConnectRの操作/音声通話は,付属のConnectRソフトウエア,パソコンのキーボード,マウス,ジョイスティックを使って行える。

 ConnectRによって,時間や場所を問わず家族や友人とコミュニケーションが行えるという。遠隔操作機能を利用すると,離れた場所にいる友人に自宅を紹介するといった利用も可能。

 iRobotは,2007年終わりにConnectRを数量限定でモニター販売し,2008年初めより一般販売する。価格は,モニター販売時が199ドル,一般販売時が500ドル弱から。

 またiRobotは同日,雨どい掃除用ロボット「iRobot Looj Gutter Cleaning Robot」を発表した。同社のWebサイトで米国向け販売を直ちに開始する。小売店での販売は2007年第4四半期に始める。

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