Linux技術者向け認定試験「Linux Professional Institute Certification」(以下「LPIC」)を主催する特定非営利活動法人のエルピーアイジャパンは2007年9月27日,全世界のLPICの受験者数が同年8月末時点で15万7000人を超えたと発表した。国内では,8万人を突破した。

 LPICは,ホスト向けのレベル1,サーバー向けのレベル2,エンタープライズ向けのレベル3に分けられており,各レベルごとに合格者は資格を認定される。レベル1とレベル2はそれぞれ2科目が用意され,両方を合格することで認定者になる。ただし,下位の資格の認定を受けないと,上位レベルの認定は受けられない。

 レベル3の試験は,2007年1月から開始された。基本資格と専門資格の試験があり,基本資格を取得しないと,専門資格は認定されない。

 前述の受験者数は,それぞれの科目の受験者の延べ人数となっており,実質的な受験者数は2分の1以下と見られる。国内での各レベルの認定者数は2007年8月末現在で,レベル1が約2万1700人,レベル2が約5100人,レベル3が約30人(基本資格と専門資格の延べ人数)となっている。