新しい検索機能の特徴を解説するページでは、4種類のメリットを紹介
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 JALは、同社のWebサイトの検索機能に、ファスト サーチ&トランスファのプラットフォーム「FAST ESP」を採用した。ユーザーが求める情報への「円滑な誘導」を強化するのが狙いという。新しい検索サービスは、既に同社のWebサイトで利用可能になっている。

 新しい検索サービスの特徴は、カテゴリ別の検索結果を表示することである。JALのサイトで例として挙げているのが、ニューヨーク線エグゼクティブクラスの機内サービスを検索する場合。一般には、「ニューヨーク 機内」といった具合に複数の検索キーワードを入力するが、入力するキーワードによっては適切なサイトが表示されないことがある。新しい検索サービスでは、キーワードとして「ニューヨーク」を入力すると、通常のキーワード検索結果と並んで、カテゴリ別の検索結果が表示される。このカテゴリ別検索結果で「機内サービス」→「エグゼクティブクラス」と絞り込むと、ニューヨーク線のエグゼクティブクラスの機内サービスに絞り込むことができる。

 JALとしては、カテゴリ別の検索結果表示によって、新しい情報の発見につなげることも狙っている。例えば、キーワードとして「ハワイ」を入力すると、「JAL TV」カテゴリからハワイの動画を見つける、「キャンペーン」カテゴリから「JAL HAWAII」のサイトを見つける、「jらいふでざいん」カテゴリからハワイに関する読み物を見つけるなどの、周辺情報へのアクセスにつながることを期待する。

 これを実現するのが、FAST ESPが備える「ダイナミック ドリルダウン」機能。同機能は、あるキーワードに対する検索結果の中から、次の絞り込みの候補を自動抽出するというもの。絞り込みの候補は、導入企業が求める要件やユーザーの視点から設計できる。

 今回の導入では、ナレッジワークスが開発と運用を担当している。ナレッジワークスが提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)モデルの検索プラットフォーム・サービス「SCOPE」を利用した。