日立情報システムズは、アウトソーシング・サービス事業をグローバル展開する。同社は、ERP事業、ネットワーク・サービス事業についてもグローバル展開を進めてきた。今回はそれに続くものであり、同社の中核3事業を中国でも確立できたとする。

 海外アウトソーシング事業の第一弾として、中国遼寧省大連市にあるソフトウエア・ベンダーである「大連創盛科技有限公司」に対して、サーバーの運用監視基盤技術を供与すると共に、データセンターの設立/運用ノウハウを指導する。中国では、外資系企業によるデータセンター・サービスやAMO(アプリケーション・マネジメント・アウトソーシング)が認可されていないため、大連創盛が事業主体者となり、日立情報は技術供与・技術指導の対価を受け取る形を採った。日立情報は大連を皮切りに、ほかの地域でも中国企業に対して技術供与、センタ設立/運用の技術指導を行うという。