米Vonageは米国時間9月25日,米Sprint Communicationsとの特許侵害訴訟において,カンザス州連邦地方裁判所の陪審員が下した評決を不服とし,上訴する意向を明らかにした。

 カンザス州連邦地方裁判所の陪審員は,VonageがVoIPサービスの提供において意図的にSprintの特許を侵害したと認め,6950万ドルの賠償金を支払うように命じた。この金額は,Vonageが特許を侵害していたとする期間の売上高の5%に相当する。

 Vonageは,裁判所に対して陪審員の評決を破棄するように申し立て,受け入れられなければ上訴する意向を明らかにしている。また,Vonageは,Sprintの特許を侵害しない技術の開発に取り組むとしている。Vonageの最高法務責任者を務めるSharon O'Leary氏は,「陪審員が,当社の技術とSprintの特許が異なるものだと認識しなかったことを残念に思う」とコメントしている。

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