米マイクロソフトは2007年9月25日（フランス時間）、Macintosh向け次期Office「Office 2008 for Mac」の発売日および製品構成を発表した。北米では2008年1月15日、国内では同1月下旬に発売する。また標準版の半額以下の価格で3台までのMacintoshにインストール可能な家庭向けエディションなど、2つの新エディションを追加した。
Office 2008 for Macは、「Word 2008」「Excel 2008」「PowerPoint 2008」「Entourage 2008」を含むスイート製品。ビジネスユーザーなどを対象とした標準版に加え、家庭および学校を対象にした「Office 2008 for Mac ファミリー & アカデミック」と、メディア関連の仕事に携わるユーザー向けの「Office 2008 for Mac Special Media Edition with Microsoft Expression Media」を用意した。後者は標準版に写真や音楽などのデータ管理ソフト「Expression Media」を加えたものだ。
価格はいずれもオープンで、参考価格は標準版が4万9800円（税抜き）、Office 2008 ファミリー & アカデミックは2万2800円（税抜き）、Office 2008 Special Media Editionは5万2800円（税抜き）。なおファミリー & アカデミックには、Entourage 2008におけるExchange Server対応機能と、定型処理を自動化する「Automator」ツールは含まれない。
Office 2008 for Macは、Windows版の「2007 Office system」で採用された新技術への対応や、Word向けの新機能「Publishing Layout View」などを特徴とする。またマイクロソフトOfficeとしては初めて、「PowerPC」とインテル製のCPUの両方にネイティブに対応する。
