マイクロソフトは9月26日,2008年初めにリリースする予定の次期サーバーOS「Windows Server 2008」の製品候補版「RC0(Release Candidate 0)」を公開した。これと合わせて,Windows Server 2008のリリースから180日以内にリリースする予定のハイパーバイザー型仮想化機能「Windows Server Virtualization」の早期評価版「Community Technology Preview(CTP)も公開している。

 マイクロソフトが公開したWindows Server 2008 RC0は,ほぼすべてのユーザー・インターフェースの日本語化が完了しており,完成にかなり近づいているという。DVD-ROMイメージ・ファイルが同社のWebサイトからダウンロードできるほか,1050円でDVD-ROMキットを入手できる。

 一方,仮想化機能である「Windows Server Virtualization」のCTPは,今回初めて一般に公開された評価版となる。Windows Server VirtualizationのCTPは,x64バージョンのWindows Server 2008英語版RC0にのみ含まれている。なお,Windows Server Virtualizationが利用できるのも,x64版のWindows Server 2008だけである。32ビット版のWindows Server 2008では,ホスト・ベースの仮想化機能である「Virtual Server」を引き続き使うことになる。