写真●Sun Fire X4450
写真●Sun Fire X4450
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 米Sun Microsystemsが米国時間9月25日,64ビット・クアッドコア・プロセサ「Quad-Core Intel Xeon」ベースの新型ラックマウント・サーバー「Sun Fire X4450写真)」と「Sun Fire X4150」を発表した。

 X4450は,「Quad-Core Intel Xeon processor 7300」「同7200」製品系列のプロセサを4個搭載可能な2Uサイズ・サーバー。Sunでは「4ソケットのx64サーバーで世界最小」としている。

 32個のDIMMメモリー・スロットを備え,最大メモリー容量は128Gバイト。Serial Attached SCSI(SAS)ハード・ディスク装置(HDD)を8台まで内蔵できる。ギガビットEthernetポートを4個,PCI Expressスロットを6個,USB 2.0ポートを5個搭載する。「処理能力とメモリー容量が競合サーバーの最大2倍あるにもかかわらず,消費電力は50%程度低く,消費エネルギーと冷却にかかるコストを削減できる」(Sun)。

 2007年10月に出荷開始する予定。価格は8895ドルから。

 X4150は,「Quad-Core Intel Xeon processor 5300」製品系列のほか「Dual-Core Intel Xeon 5160」プロセサを2個搭載可能な1Uサイズ・サーバー。最大HDD容量は1Tバイト以上あり,ストレージを大量に消費する用途に最適という。

 16個のDIMMメモリー・スロットを備え,最大メモリー容量は64Gバイト。SAS HDDを8台まで内蔵できる。ギガビットEthernetポートを4個,PCI Expressスロットを3個,USB 2.0ポートを5個搭載する。

 既に出荷を開始している。価格は2995ドルから。

 両サーバーとも対応OSは,SunのUNIX OS「Solaris Operating System(OS)10」のほか,Windows Server 2003,Red Hat Enterprise Linux(RHEL)5/RHEL4,SUSE Linux Enterprise Server(SLES)10。仮想化ソフトウエアVMware ESX 3.0.2の利用も可能。

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