完全にau一色となった今年のKDDIの展示は、au向けに提供されるケータイゲームの世界観をテーマとしたブース構成を行っている。単にゲームを展示して試すことができるだけでなく、それぞれのゲームに合ったディスプレイを行ったり、登場するキャラのアイテムやグッズを同時に展示したりすることで、それぞれのゲームの世界観に浸ることができるようになっているのだ。
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▲KDDIのブースでは、auで提供されるケータイゲームの世界観に浸るための工夫がなされている
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なかでも力が入っているのが、今回のゲームショウの目玉となっている『メタルギア ソリッドモバイル』と、『バイオハザード』の展示。それぞれのゲームをイメージした専用の部屋が用意され、ゲームを楽しむ際も専用のヘッドホンが用意されるなど、徹底してゲームの世界観に浸ることができる作りとなっている。
なお、最後まで正式タイトル名が明かされなかったバイオハザードだが、用意されたのは『バイオハザード4 Mobile edition』。こちらも『メタルギア ソリッド モバイル』同様、au先行配信作品であることから非常に期待が持てる。
ちなみに『バイオハザード4 Mobile edition』をはじめ、いくつかのゲームは、近く登場するW53Sをはじめとした通常の端末ではなく、試験端末での提供となっている。
au向けにチップを提供しているクアルコムのロゴが入ったこの端末は、従来より強力なパフォーマンスを発揮する「MSM7500」という新チップが搭載されたもの。このチップは下り3.1Mbps、上り1.6Mbpsの通信速度をほこるCDMA2000 1xEV-DO Rev.Aに対応していること、そして試験端末で提供されているゲームの多くが今冬の提供を予定していることから、auの秋冬モデルでこのチップを搭載した端末が登場する可能性がぐっと高まったといえよう。
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▲ついにタイトルが明かされた『バイオハザード4 Mobile edition』。従来の端末ではなく、新チップを搭載した試験端末でのデモとなっていた
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▲これが新チップ「MSM7500」を搭載した試験端末。従来の10倍以上のスピードで3D描画が可能だという。ちなみに動作しているのは「アーマード・コア モバイル4」
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