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 米Intelは,Linux対応機器の省電力化に取り組むオープンソース・コミュニティ活動「LessWatts.org」を開始した。Intelが米国時間9月20日に明らかにしたもの。

 LessWatts.orgは,データセンター内で利用されるようなサーバーから個人用のモバイル・デバイスまで,さまざまなLinux対応機器の省電力化を推進する。同活動の目的について,Intel副社長兼ソフトウエア&ソリューション・グループ担当ジェネラル・マネージャのRenee James氏は「Linuxを利用している各種デバイスとさまざまな業界分野を対象として,効率的な消費電力管理の実現に必要とされる技術開発を推進し,容易な情報共有を実現すること」と述べる。

 具体的には,クロック供給を止めるアイドル機能などでLinuxカーネルを強化するほか,Linuxアプリケーションの消費電力を調べるツール「PowerTOP」やLinuxコードの変更と消費電力の関係を調べるツール「Linux Battery Life Toolkit(BLTK)」を提供する。

 同活動に対し,米Oracle,米Red Hat,米Novellが賛同のコメントを寄せた。

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