米Googleは,有料広告サービス「Google AdWords」において,リッチ・メディア対応インタラクティブ広告フォーマット「Google Gadget Ads」の限定ベータ運用を実施している。Googleが米国時間9月18日に明らかにしたもの。現在のところ,世界各地の一部AdWords広告主が試験的に利用している。

 Gadget adsは,任意のWebページに掲載可能な広告フォーマット。画像やビデオ,その他リッチ・メディアをリアルタイムに配信する。HTMLとFlashコンテンツを組み合わせて広告を作ることができる。

 配信する広告の内容は,Webサイト自体や文脈,地域,ユーザー属性に合わせて変えられる。広告掲載料金は,クリック課金(PPC)型または成果報酬型で決まる。

 Gadget adsの早期ベータテストにはこれまで米Intel,本田技研工業,米Six Flagsが参加したほか,米Pepsi-Cola North Americaがソフトドリンク「Sierra Mist」,米Paramount Picturesが「Paramount Vantage」事業のプロモーションに利用した。

 米メディア(InfoWorld)によると,Gadget adsはゲームを使った広告も実現可能で,JavaScriptも利用できる。Googleはベータ試験の終了時期を公表していないが,最終的に100カ国,20言語で提供する予定という。

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