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 マイクロソフトは2007年9月19日、同社の地図情報サービス「Virtual Earth」を、Webサイトやソフトウエアに組み込むために使用する日本語版開発キット(SDK)を公開。それを、東京都内で行われたWeb技術者向けカンファレンス「REMIX07 TOKYO」において明らかにした。

 Virtual Earthは、マイクロソフトがオンラインサービス「Windows Live」の機能の1つとして提供しているもの。SDKを使えば、ユーザーが自身のWebサイトやソフトウエアに、地図情報サービスを容易に組み込めるようになる。

 この発表に合わせ、Virtual Earthを実装したサイトも紹介された。リクルートの実証研究機関であるメディアテクノロジーラボが公開した、海外旅行情報サービス「AB-ROAD」とVirtual Earthを組み合わせたサービス「地球で旅行検索」である。

 Virtual Earthは、Webブラウザーにプラグインソフトを組み込めば、3次元の地図を表示できるサービス。Googleの地図情報サービス「Google Earth」では、専用ソフトをパソコンにインストールする必要があり、Virtual Earthの方が手軽に利用できる。

 Virtual Earthで表示する建物の3次元地図の多くは欧米のものだが、日本の建物の3次元データも近い将来に提供する予定だとしている。

■変更履歴
タイトルのREMIXのスペルが誤っていました。タイトルは修正済みです。 [2007/09/20 14:20]