米ビストは2007年9月18日、米IBMのグループウエア・ソフト「Lotus Notes/Domino」との連携を強化することを明らかにした。具体的には、ビストのソフトウエアを搭載した携帯端末からLotus Notes/Dominoサーバーに接続する際に従来まで必要だった追加サーバー「VMES (Visto Mobile Enterprise Server)」を不要にする。同機能は現在開発中であり、提供時期は未定という。

 現在、ビストが対応するグループウエアには、Lotus Notes/Dominoと米マイクロソフトのExchangeの2種類がある。同社のソリューションでは、端末からの直接接続ではなく、企業に設置した同期用サーバーおよびビストが運営するNOC(ネットワーク・オペレーションズ・センター)経由で接続する形態を採る。これにより、モバイル接続にあたって既存システムの大規模な変更が不要であることを売りにしている。今回は、このうちLotus Notes/Dominoサーバーについては同期用サーバーを不要にするというものである。