ブラザー工業は、グリッド技術を応用したコンテンツ配信サービス「Einy(アイニー)」を発表した。同社は2005年12月、産業技術総合研究所 グリッド研究センターおよび早稲田大学、エクシングと共同で、グリッド技術によるコンテンツ配信システムを共同開発していた。今回の発表は、その開発を事業化したものである。10月2日に開幕する展示会「CEATEC JAPAN 2007」に出展する。
Einyは、ユーザーの用途に応じて、以下の4種類のパッケージとして提供する。「Einy エッジ・ソリューション」は、Einyをエッジ・サーバーに組み込む形態。「Einy ウェブ・ソリューション」は、EinyをWebアプリケーションとして提供するもの。「Einy エンベッディド・ソリューション」 は機器への組み込み。「Einy センターサービス」は、コンテンツ管理や端末認証などに向けたものである。
ちなみに、Einyは、物理学者のアルバート・アインシュタインを基にした造語という。