USB3.0の仕様は2008年の上半期には固まる予定
USB3.0の仕様は2008年の上半期には固まる予定
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公開されたUSB3.0のケーブルのモックアップ。形状はUSB2.0と変わらないが、光を使った通信もサポートする予定
公開されたUSB3.0のケーブルのモックアップ。形状はUSB2.0と変わらないが、光を使った通信もサポートする予定
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 2007年9月18日(米国時間)、米インテルは主催する開発者向け会議「Intel Developer Forum(IDF)」において、USB3.0の概要を明らかにした。現行のUSB2.0と比べて、通信速度を大幅に引き上げ、パソコンと携帯機器および家電製品をつなぐ役目を担う。

 通信速度については「現在の通信速度の10倍以上が目標」(説明を担当した米インテルのジェフ・ラベンクラフト氏)と言う。USB2.0の通信速度は最高480Mbps。USB3.0は4.8Gbps以上になる見込みである。

 高速化しつつも、コネクターの形状は現行の2.0との互換性を保つ。ただ、USB3.0ではコネクターの中に光端子を入れられるようにし、光での通信も可能とする。携帯機器との接続を考慮し、低消費電力での動作モードの追加や、通信プロトコルの改良も施すという。

 現在は、草案の段階。2007年11月に開かれる開発者向け会議で、バージョン0.75となる仕様を明らかにする予定である。米インテルは2008年上半期に仕様をフィックスしたいとしている。