写真1●Mozilla 24の慶應義塾大学の三田キャンパス東館会場
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写真2●Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏
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写真3●グーグルのシニア・プロダクト・マネジャの及川卓也氏
写真3●グーグルのシニア・プロダクト・マネジャの及川卓也氏
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写真4●慶應義塾大学環境情報学部の村井純教授
写真4●慶應義塾大学環境情報学部の村井純教授
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写真5●「Firefoxの灯」
写真5●「Firefoxの灯」
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 インターネットやオープンソースのこれからを語る24時間イベント「Mozilla 24」が9月15日正午からスタートした(写真1)。主催は、オープンソースのWebブラウザなどの普及を目的とする非営利法人のMozilla Japan。国内4会場と欧米やアジアなど海外拠点をテレビ会議で結び、ITの有識者やエンジニア、学生らが参加する。各会場でのリアルなイベントとオンラインでのイベントを用意する。

 オープンニング・セッションで、Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏は、「世界中のエンジニアやユーザーが1つになって望むモノを作っていけるのがインターネットの可能性。オープンソースのWebブラウザのFirefoxはこうして作り上げられた」と述べた(写真2)。続けて、「Webの世界はここ2、3年で大きく変わった。コミュニケーションが双方向になり、みんなの意見が世界を動かす原動力になってきている」と展望を語った。

 次いで、グーグルのシニア・プロダクト・マネジャの及川卓也氏があいさつに立ち、「インターネット上の民主主義は、グーグルの発展を支えている。ユーザーがサービスを使っているかどうかを見て次の活動を定める。まさにユーザーが投票しているようなもの。これはグーグルだけでなく、インターネット全体にとって重要なことだ」と話した(写真3)。

 最後に、慶應義塾大学環境情報学部の村井純教授は、「新しいアイデアを作り出すための自由な場を提供することが、インターネットの重要な使命。しかし自由な場を発展させるには、我々自身が進める必要がある、国は助けてはくれない」と結んだ(写真4)。

 Mozilla 24は、慶應義塾大学の三田キャンパス東館をメイン会場として、パネルディスカッションや開発者向けコンテストを実施。その様子はWebでストリーミング中継する。また、Mozilla 24のサイトでは、オンライン・イベントも開催。例えば、同サイトにアクセスしているユーザーを地図上で点滅させる「Firefoxの灯」などがある(写真5)。

 東京都千代田区にあるベルサール九段では、本日17時まで各種体験型イベントを実施し、その後、翌朝までは開発者向けのチャレンジ・イベントやパネルディスカッションを用意している。

 また東京都渋谷区にあるSHIBUYA BOXXでは、Mozilla Japan主催で各種アーチストが集まるロックフェスティバルを本日15時30分から開催。その様子を無料でストリーミング中継する。