米Yahoo!は新たなソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を準備している様子だ。同社社員が誤って米紙「New York Times」の記者に招待メールを送信したことで発覚した。招待メールを受け取ったBrad Stone氏が米国時間9月12日に,New York Timesオンライン版の「Bits」ブログへの投稿記事で明らかにしたもの。

 Stone氏が自動配信の電子メールを受信したのは9月12日のこと。発信者はYahoo!の社員で,新たなサービス「Yahoo Mash」で同氏用のプロフィールを設定したことを通知する内容だった。

 記載されていたリンクURL(mash.yahoo.com)をたどると,「Yahoo Guesthouse」というWebページに移動し,ユーザー名とパスワードの入力が求められたが,同氏のログイン情報を入力しても受け付けられなかった。そこで発信者に問い合わせたところ,同サービスはまだ一般公開していないとの回答が電子メールで送られてきた。さらに1時間後,上級広報担当者から「現在社内でアルファ版サービスをテスト中であり,招待メールの発信は“早まった行為”だった」とする電子メールを受信したという。

 Stone氏はYahoo Mashの正体について,「Yahoo! 360」の刷新版,米メディア(TechCrunch)が7月に「Mosh」として報道した新SNS,「Flickr」にビデオ共有機能などを追加した拡張版などを挙げている。

[Stone氏の投稿記事]