写真1●富士通の「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」
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写真2●ソニーの「VAIO type T」(写真は現行の「VGN-TZ90」だが同じきょう体になるという)
写真2●ソニーの「VAIO type T」(写真は現行の「VGN-TZ90」だが同じきょう体になるという)
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 富士通は9月13日,NTTドコモのデータ通信サービス「FOMA HIGH-SPEED」に対応した通信モジュールを内蔵したノート・パソコンの提供を発表した。NTTドコモが同日発表した新定額プラン「定額データプランHIGH-SPEED」(関連記事)の利用を想定している。またソニーも同日,同様のノート・パソコンの製品化予定を明らかにした。

 富士通が提供するのは,10.6型液晶搭載の「FMV-BIBLO LOOX T70XNX」(写真1)と,5.6型液晶搭載の「FMV-BIBLO LOOX U50XNX」の2機種。当初は同社のショッピング・サイト「WEB MART」だけで販売し,10月22日から注文の受け付けを開始する。出荷はT70XNXが10月26日,U50XNXが11月下旬以降。

 価格はT70XNXが27万4800円,U50XNXが17万4800円。ハードウエア・スペックは,CPU/メモリー/ハード・ディスクがそれぞれ,インテルCore 2 Duo U7600(動作周波数1.20GHz)/1Gバイト/60Gバイト,インテルA110(同800MHz)/1Gバイト/約40Gバイトとなっている。OSはいずれもWindows Vista Home Premiumを搭載する。

 なお,パソコン購入時はFOMAカード(SIMカード)は入っていない。このため,別途NTTドコモに申し込んでFOMAカードを入手する必要がある。FOMAカードは「基本的にドコモショップで審査・契約のうえ渡すことになるが,対応パソコンを購入したユーザーだけを対象にネット経由で申し込めるようにする予定」(NTTドコモ)である。パソコン本体からバッテリを外し,専用スロットにFOMAカードを挿入するとHSDPAで通信できるようになる(別途,接続ソフトのインストールも必要)。

 一方のソニーは,VAIO 「type S」シリーズと「type T」(写真2)シリーズでそれぞれ1機種,合計2機種を投入する予定と発表した。ただし今回明らかにしたのは「FOMA HIGH-SPEEDに接続可能な通信モジュールを内蔵したVAIOを開発中」という事実だけで,製品の仕様や価格などの詳細は未定だという。近日中の製品化を目標に開発を進めているとしている。

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