東京都杉並区立杉並第十小学校は「地デジ」に関する社会科の授業を実施
東京都杉並区立杉並第十小学校は「地デジ」に関する社会科の授業を実施
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テレビ局の女性アナウンサー4名が先生役を努めた
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 デジタル放送推進協会(Dpa)は2007年9月11日、地上デジタル放送(地デジ)の魅力について教える授業を、東京都杉並区立杉並第十小学校にて実施した。対象は5年生77名の児童で、社会科の授業の一コマ。先生役は、地上デジタル推進大使を務めるテレビ局の女性アナウンサー4名。地デジに関する理解を深めてもらうため、「テレビ放送の歴史」「アナログとデジタルの違い」「地デジに移行する理由」「地デジを視聴する方法」について講義した。

 壇上に立ったのは、竹内香苗さん(東京放送)、中村仁美さん(フジテレビジョン)、野村真季さん(テレビ朝日)、森本智子さん(テレビ東京)。各アナウンサーが10分程度の持ち時間で講義した。各アナウンサーは授業の最後にそれぞれクイズを出題し、全員正解。「テレビの仕組みが、大きく変わることがよく分かった」(参加した児童)など、授業は好評だったようだ。

 今回の授業は、Dpaと総務省が共同で主催する地デジの普及促進活動「“地デジ体感”キャラバン」の一環。キャラバンは、全国各地を周り、その地域の住民を対象に大型テレビで実際に地デジを視聴してもらうことで、地デジの魅力を伝えるというもの。ただ、小学生を対象としたのは今回が初めて。7月20日に名古屋市でスタートしたキャラバンは、8月19日までに10カ所を訪れ、1838名が参加。次回は福井市(9月22日)で開催し、金沢市(9月23日)、富山市(9月24日)と順に訪ねる。その後は、12月1日まで北海道から沖縄まで各地を訪ねる予定だ。