東京証券取引所は9月12日、マザーズ上場のフレームワークスを上場廃止にすることを決定した。フレームワークス株は9月13日付で整理ポストに割り当てられ、1カ月後の10月13日付で上場廃止となる。

 フレームワークスは、SCM(サプライチェーン・マネジメント)関連のソフトウエアの開発・販売を手がける独立系のITベンダー。上場廃止の理由は、07年度5月期の財務諸表および連結財務諸表に、同社の会計監査を担当する監査法人トーマツが監査意見を表明しなかったため。

 フレームワークスは07年度5月期で6億9600万円の債務超過となっていた。第三者割当増資などを計画していたが、トーマツは「計画の実現を確定させるにいたっていない」と判断した。東証はこれを受けて8月30日からフレームワークス株を監理ポストに割り当て上場廃止基準に抵触するかを調査していた。