徳島県は、長崎県の電子県庁システムを徳島県庁用にカスタマイズして構築することを決定した。9月11日に長崎県が発表した。2007年度に構築、2008年度以降の運用を予定している。データベースの構築など職員側の作業については、長崎県職員もノウハウを提供しながら協力する。

 徳島県が採用するのは、ポータルサイト、スケジューラー、休暇システム、出勤簿システム、母子寡婦福祉資金貸付オンラインシステム、ネットワーク監視システムの6つ。このうちスケジューラーなど長崎県がオープンソース・ソフトとして公開しているものも一部含まれる。

 徳島県では、初期構築段階の委託や、初期運用時のソフト保守については長崎県電子県庁システムの開発・運用に携わった長崎県内の地場IT企業を主に選定する方向。安定稼動後の運用・保守は徳島県内の地場IT企業を選定したい意向だとしている。