フランスのCapgeminiは現地時間の9月10日,米Googleのオンライン・アプリケーション・サービス「Google Apps」に向けたサポート業務を行うと発表した。Googleとの提携のもと,CapgeminiはGoogle Appsの有料拡張版「Google Apps Premier Edition」を導入する企業を対象に,デスクトップ・サポートを提供する。

 Google Appsは2006年8月に,ホスト型電子メール・サービス「Gmail for Your Domain」の拡張サービスとしてリリースしたもの(関連記事:Google,無料の企業向けメール/IMサービスをベータ公開)。インターネット・メール・サービス「Gmail」(保存容量2Gバイト)のほか,音声対応IMサービス「Google Talk」,スケジュール管理サービス「Google Calendar」,Webページ作成ツール「Google Page Creator」などが含まれ,Webワープロと表計算を統合した「Google Docs & Spreadsheets」,カスタム可能なスタート・ページ機能「Start Page」を備える。

 Premier Editionでは,Gmail保存容量を10Gバイトとし,24時間7日間の電話サポートを提供する。データ・マイグレーション,ユーザー・プロビジョニング,シングル・サインオンなど社内環境に合わせてサービスをカスタマイズするためのBI(ビジネス・インテグレーション)用APIを利用可能。ターゲット広告の表示/非表示を切り替えられる(関連記事:「Google Apps」の有料版,年間50ドルでサポートやカスタマイズを強化)。

 Capgeminiは,SaaS(Software as a Service)ソリューションであるGoogle Apps Premier Editionが,Capgeminiの顧客,つまり世界に複数の拠点を持つ大規模企業のニーズに応えられるものと考えている。「大規模企業がGoogle Appsを最大限活用し,モバイル・ワーカーやパートナなども含めてリアルタイムのコラボレーションを確立できるよう支援する」(Capgemini)。

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