ソニーは2007年9月7日,USBメモリー「ポケットビット」の指紋認証機能付きモデルに付属するソフトウエアに含まれていた,ぜい弱性を取り除く準備を進めていると発表した。

このぜい弱性とは,ある特定のフォルダがWindowsのAPIから見えなくなるというもの。ファイルやプログラムなどをユーザーや他のソフトウエアから隠ぺいするマルウエア「ルートキット」のような動作をしていた。悪意あるプログラムをここに組み込まれた場合,ウイルス対策ソフトで駆除できなくなる可能性があった。

 9月下旬以降に,ポケットビットのホームページ上で修正ソフトウエアを提供する予定。ソニーは,利用に不安のあるユーザーはソフトウエアをアンインストールし,安全なソフトウエアが提供されるまで利用を控えることを呼びかけている。

 今回の問題については,8月27日にフィンランドのエフセキュアが同社のブログ上で危険性を指摘していた。

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