シマンテックは2007年9月7日、セキュリティソフトの新版「ノートン・インターネットセキュリティ2008」と「ノートン・アンチウイルス2008」を発表した。新版では、1ライセンスで3台までのパソコンにインストールできるようにした。発売日は、パッケージ版が9月21日、ダウンロード版が9月7日。
ノートン・インターネットセキュリティ2008は統合セキュリティソフト(図1)。ウイルス対策やパーソナルファイアウオール、フィッシング詐欺対策などの機能を備える。新版では、個人情報を管理する「ノートンIDセーフ」機能を追加。この機能を使えば、同ソフトに登録しておいたユーザー情報やパスワードなどを、ブラウザーでアクセスしたログインページや会員登録ページにワンクリックで入力できるようになる。
ノートン・アンチウイルス2008はウイルス対策ソフト。ノートン・インターネットセキュリティ2008とノートン・アンチウイルス2008のいずれについても、新種のウイルスやWeb経由の攻撃に対応する機能を強化したという。
また、いずれの製品でも、ローカルネットワークに接続しているパソコンの一覧を表示する「ネットワークセキュリティマップ」機能を追加した(図2)。接続しているパソコンがノートン・インターネットセキュリティ2008あるいはノートン・アンチウイルス2008を使用している場合には、システムの状態や最終スキャン日時などが表示される。
パフォーマンスを大幅に向上させたことも、新版の特徴であるという。例えばノートン・インターネットセキュリティ2008では、同2007と比べて、ユーザーインタフェースの反応速度が22%、スキャン速度が39%向上したとする。
ノートン・インターネットセキュリティ2008の価格は、パッケージ版が8190円、ダウンロード版が6300円。ノートン・アンチウイルス2008の価格は、パッケージ版が6195円、ダウンロード版が4935円。いずれも有効期限は1年で、最大3台のパソコンにインストール可能。