全部で4モデル構成になったiPodシリーズ
全部で4モデル構成になったiPodシリーズ
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目玉は「iPod touch」。3.5型のタッチパネル付き液晶ディスプレイを搭載する
目玉は「iPod touch」。3.5型のタッチパネル付き液晶ディスプレイを搭載する
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「iPod nano」は動画再生が新モデルから可能になった
「iPod nano」は動画再生が新モデルから可能になった
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「iPod」の後継機種が「iPod classic」。ハードディスク容量を増やし、80GBまたは160GB
「iPod」の後継機種が「iPod classic」。ハードディスク容量を増やし、80GBまたは160GB
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 アップルは2007年9月6日、携帯音楽プレーヤー「iPod」シリーズを一新した。従来は「iPod shuffle」「iPod nano」「iPod」の3モデルだったが、「iPod shuffle」「iPod nano」「iPod classic」「iPod touch」の4モデルになった。

 iPod classicはiPodの後継機種で、iPod touchは新機種である。このうち目玉はiPod touchで、3.5型のタッチパネル付き液晶ディスプレイを採用。画面に触れたりなぞったりすることで操作できる。解像度は480×320ドット。大きさは110(高さ)×61.8(幅)×8(厚さ)mmで重さは120g。音楽ファイルや映像ファイルを再生できるほか、無線LAN機能(IEEE802.11b/g)を利用してWebブラウザーでインターネット接続できる。同社が同時スタートした、iPod touch/iPhone向け専用の音楽配信サイト「iTunes Wi-Fi Music Store」にアクセスし、単体で楽曲ファイルを購入することも可能。なお、日本語入力にも対応している。

 iPod shuffleは機能やデザインは変わらず、新色を追加。従来の銀、青、緑、紫に加えて、赤を追加した。iPod nanoは動画再生機能を追加したのがポイント。4GBタイプと8GBタイプの2種類がある。デザインは従来の縦長から正方形に近くなった。液晶ディスプレイは従来の1.5型から2型に大型化し、解像度も176×132ドットから320×240ドットと精細になった。色は、4GBタイプは銀、8GBタイプは銀、青、緑、黒、赤を用意する。

 iPod classicは、大きさやデザインはほぼ従来通りで、ハードディスクを大容量化。80GBタイプと160GBタイプを用意する。色は銀と黒。なお、iPod nanoとiPod classicはユーザーインタフェースも一新している。音楽再生時にはiTunesで採用している「Cover Flow」と呼ばれるCDジャケットをめくるような感覚で音楽ファイルを検索できる。

 価格は iPod shuffleが9800円、iPod nanoが1万7800円(4GBタイプ)または2万3800円(8GBタイプ)、iPod classicは2万9800円(80GBタイプ)、4万2800円(160GBタイプ)、iPod touchは3万6800円(8GBタイプ)、4万8800円(16GBタイプ)。出荷はiPod touchのみ9月末で、それ以外は同日出荷を開始した。