米Network Appliance(NetApp)は米国時間9月5日,米Sun Microsystemsを相手取って特許侵害訴訟を起こしたと発表した。NetAppは,Sunがデータ処理システムおよび関連ソフトウエアで同社の米国特許の7件を侵害していると主張。この訴訟では,特にSunのファイル・システム「ZFS」に使われている技術を問題としている。

 また,NetAppは,同社がSunの保有する米国特許の3件を侵害していないこと,これらの特許が無効であるとの認定も求めている。

 NetAppは声明の中で,「慎重に調査した結果,SunのZFS技術はNetAppの複数の特許を侵害していると確信するに至った。Sunは同社製品が採用する特許侵害にあたる技術の導入と普及を促進するために,適用されるNetAppの特許について知らせることなくZFS技術をサードパーティに不正に配布している」と述べている。

 NetAppは,損害賠償とZFS技術を含むSunのデータ処理システムおよび関連ソフトウエアの現行および将来版において,さらにNetAppの特許技術が配布されないようにSunに対する恒久的な差止命令を求めている。

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