「iPod touch」
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 アップルは9月6日,iPodの新型4機種を発表した。目玉は,iPhoneをベースにした「iPod touch」。無線LAN機能(802.11b/g)を搭載し,Webブラウザ「Safari」でWebサイトを閲覧できる。

 パソコンを併用することなく音楽を購入できる仕組みを実現した。専用ソフト「iTunes Wi-Fi Music Store」を搭載し,iPod touchだけで音楽を購入しダウンロードできる。パソコン側のiTunesと連携し,iPod touchでダウンロードした音楽ファイルをパソコン側に保存することも可能だ。

 液晶ディスプレイは3.5インチ(320×480ピクセル)。iPhoneと同じように,画面を指先で触れながらクリックやスクロールといった操作を実行できる。加速度センサーも搭載し,本体を回転させることで画面の表示方向を変えられる。


「iPod classic」
「iPod classic」
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 コンテンツの再生時間は音楽が最長22時間,ビデオが最長5時間。価格は8GBモデルが3万6800円,16GBモデルが4万8800円。アップルは9月28日までに出荷するとしている。

 一方,従来機種も変更を加えた上で,「iPod classic」,「iPod nano」,「iPod shuffle」として売り出す。9月6日から順次出荷する。

 iPod classicは初代から続くメインストリーム機種の第6世代目。ポイントは,パッケージ全体に酸化皮膜処理を施したアルミニウムを採用したこと。80GBまたは160GBのハードディスクを搭載する。価格は80GBモデルが2万9800円,160GBモデルが4万2800円。

「iPod nano」
「iPod nano」
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 iPod nanoはiPod classicの記憶装置をハードディスクから半導体に変更した上で,全体に小型化した格好。従来のnanoとは異なり,動画の再生も可能にした。液晶ディスプレイは2インチ(320×240ピクセル)。価格は4GBモデルが1万7800円,8GBモデルが2万3800円。

 iPod shuffleは基本スペックは変わらず。色のバリエーションを変更した。1GBのメモリを搭載し,価格は9800円。

 米アップルは米国時間9月5日,スターバックスと提携したと発表している。無線LAN設備を備えたスターバックスの店舗で,iTunesによる楽曲の試聴やダウンロード・サービスを提供する。アップルは日本での展開については「予定はない」としている。


「iPod shuffle」
「iPod shuffle」
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