米IBMは米国時間9月5日,x86サーバー・アーキテクチャ「X-Architecture」の第4世代向けチップセット「X4」を発表した。同チップセットは新型サーバー「System x3950 M2」に搭載する。

 X4は,米Intelのクアッドコア・プロセサと組み合わせるハイエンド・サーバー向けチップセット。仮想化機能を搭載しており,ソフトウエアの設定や導入をすることなく仮想化システムを構築できる。内蔵USBインタフェースを利用すれば,4GバイトのUSBストレージ・デバイスに仮想化ソフトウエアを入れておける。

 第3世代の「X3」に比べてメモリー・スロット数を2倍に増やし,きょう体1台に搭載可能なメモリー容量を4倍とした。これにより「より多くの仮想化負荷が処理可能となった」(IBM)。

 米メディア(internetnews.com)によると,X4の対応プロセサはIntelの「Tigerton」(開発コード名),最大16個のプロセサを接続可能で,システム・バス(FSB)を4つ備える。System x3950 M2の出荷開始は2007年第4四半期という。

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