AOSテクノロジーズは9月7日、画面を一定時間ごとに保存することでパソコンの操作を監視するソフト「スペクタープロ 6.0」を発売する。従業員100人以下の企業における情報漏洩対策や、家庭で子供が有害サイトにアクセスすることを防止する、といった用途を想定している。販売価格は1万3440円(税込み)で、対応OSはWindows 2000/XP/Vista。

 特徴は、キー操作やインターネットへのアクセス・ログなどを記録するとともに、30秒に1回の間隔で画面のスナップショットを保存すること。AOSテクノロジーズの佐々木隆仁代表取締役社長は「操作ログと画面の両方を保存することで、専門的な知識がない人でも簡単に操作内容を確認することができる」と話す。保存した情報は、パソコンに管理者権限でログインすることで確認できるほか、ネットワークを経由して見るように設定することも可能だ。

 監視により、従業員が勤務中に業務に関係ないサイトを閲覧していることがわかった場合など、特定のWebサイトにアクセス制限をかけることができる。佐々木社長は「一般のフィルタリング・ソフトでは、閲覧が必要なサイトとそうでないサイトの区別が難しく、場合によっては仕事の能率を落としてしまうこともある。スペクタープロ 6.0を使えば、適切なアクセス制限を設定することが可能だ」と説明する。

 スペクタープロ 6.0の販売目標は「今後1年間で5万本、売り上げ5億円」(佐々木社長)を掲げる。