フランスの教育省は地域教育局の全サーバーをLinuxに移行した。米Red Hatが米国時間9月3日に明らかにしたもの。

 同省は長期間にわたって,プロプライエタリなソフトウエアおよびハードウエアを使用してきたが,拡大するコストの問題を解決するため,オープン標準ベースのソリューションに移行することを2000年に決定した。2004年には全サーバーの95%以上にLinuxを導入し,現在100%でLinuxを稼働しているという。

 Red Hatは,30の地域教育局が所有するサーバー2500台に「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」を供給した。「地域教育局あたり80~120台,合計3000台以上のサーバーがLinuxを搭載しており,そのうちRHELが80%を占めている」(教育省ITシステム担当マネージャのMichel Affre氏)。

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