写真●バッファローとバンダイが共同で開発した「ぱそこんキッズキー」
写真●バッファローとバンダイが共同で開発した「ぱそこんキッズキー」
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 バッファローは、パソコンを子供専用の環境に変更するUSB機器型のアプリケーション「ぱそこんキッズキー」(写真)を9月14日に発売する。パソコンに鍵型のUSB本体を接続すると、専用のWebブラウザや使用を許可したアプリケーションだけが使用できる環境に変更できる。有害サイトへのアクセスやパソコン内のデータなどを消去してしまうといった子供のいたずらを防ぎ、パソコンを安全に使わせることが可能になる。

 パソコンの操作などが苦手な親でも使えるように、ぱそこんキッズキーのインストールは自動的にできるようにした。本体をパソコンのUSB端子に接続すると、自動的に子供専用環境を管理する専用のアプリケーションをインストールする。インストール後は、USB本体を接続するだけで、専用環境となるアプリケーションが起動する。USB本体の接続を解除すると、アプリケーションが自動的に終了する。ユーザーIDやパスワードの入力をすることなく、専用環境を起動できるため、パソコン操作に慣れていない子供でも起動できるのが特徴だ。

 専用環境では利用できるアプリケーションやサービスが限定されている。例えば、Webブラウザでは「Yahoo! きっず」だけ利用し、URLの入力をできないようにした。アプリケーションは親が事前に許可したものだけを使用できる。パソコンを長時間使用できないように、利用時間の制限も可能だ。

 利用するWebブラウザやアプリケーションは、パソコンにインストールした管理ソフトで設定する。子供の成長に合わせて、WebブラウザのURL入力を許可したり、使用できるアプリケーションを追加したりできる。学校のWebサイトなど、許可したサイトへのアクセス設定も可能だ。

 ぱそこんキッズキーはバッファローとバンダイの共同開発製品で、バンダイがコンセプトとなる企画を提案した。小学校低学年(6~9歳)を主なターゲットとし、家電量販店やネット通販で販売する。オープン価格だが、店頭予想価格は3480円程度という。2008年3月末までに20万個の販売を目指す。