鍵の形をした「ぱそこんキッズキー」(写真はミッキーマウスバージョン。くまのプーさんバージョンもある)
鍵の形をした「ぱそこんキッズキー」(写真はミッキーマウスバージョン。くまのプーさんバージョンもある)
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専用Webブラウザー。ブラウザーを起動すると表示するスタートページには「Yahoo!きっず」が設定されている
専用Webブラウザー。ブラウザーを起動すると表示するスタートページには「Yahoo!きっず」が設定されている
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 バンダイとバッファローは2007年9月3日、鍵の形をしたUSBキーをパソコンに挿入すると、子供がパソコンを使うための制限された環境を作る「ぱそこんキッズキー」を発表した。「ミッキーマウスバージョン」「くまのプーさんバージョン」がある。主に6~9歳の子供とその保護者がターゲットユーザーとしている。9月14日より家電量販店やネット通販を通じて販売する。価格はオープンで、実勢価格は3480円程度になる見込み。対応OSは、Windows XP/Vista。

 機能は大きく3つ。(1)有害サイトへのアクセスを困難にする機能(2)利用できるソフトを制限する機能(3)パソコンの利用時間を制限する機能である。

 Internet Explorerをエンジンに使った専用Webブラウザーを搭載している。このブラウザーは標準でURLを直接入力できない設定になっている(設定を変えると直接入力も可能)。また、表示するスタートページを「Yahoo!きっず」に設定している。Yahoo!きっずでは、スタッフが内容を確認したサイトだけを登録している。また、「Google」や「MSN」などの検索サイトを登録していないため、検索結果から有害サイトにアクセスすることが困難である。

 製品にはフィルタリングソフトの「i-フィルター」が付属し、90日間無料で試用できる。なお、利用させてもよいサイトを登録する機能を備えており、それらのサイトは専用ブラウザーの「おきにいり」に登録される。このほか、子供が閲覧したサイトのURLをログに保存しており、チェックすることが可能。

 ぱそこんキッズキーを挿し込んだ際に利用できるソフトは親が設定できる。また、閲覧できるパソコン内のフォルダーはUSBキーによって生成されたアカウントの「マイドキュメント」だけに制限される。ただし、「Word」や「Excel」、Internet Explorerなどのソフトを利用可能に設定すると、マイドキュメント以外のフォルダーも閲覧可能になるので、利用できるソフトを設定する際には注意が必要だ。パソコンの利用時間は、デフォルトでは1時間に設定されている。時間は設定を変えられる。