NTTドコモとアッカ・ネットワークスは8月31日, モバイルWiMAXを利用した2.5GHz帯無線ブロードバンドの参入で戦略的提携を結んだと正式に発表した。

 両社は今後,アッカ・ネットワークスが設立した企画会社「アッカ・ワイヤレス」を主体として事業免許を申請し,WiMAX事業を展開していく方針。アッカ・ネットワークスは有線インフラの運用や営業など事業運営全般,NTTドコモは無線インフラの構築と技術支援を担当する。3社以上の提携による参入を目指しており,他のパートナーは「まだ具体的に固まっていない」(両社)という。

 アッカ・ワイヤレスは現在3億円の資本金を720億円程度まで増資する予定。まずアッカ・ネットワークスが免許申請に合わせて段階的に出資する。出資額は最終的に約300億円(約41.7%)を予定しており,同社を連結子会社として経営を主導していく。免許を取得できた場合,NTTドコモが「第3世代携帯電話事業者の出資比率は3分の1未満」とする免許申請の要件を満たす約190億円(約26.4%)を出資する方針である。

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