次世代光ディスク規格Blu-rayを推進する業界団体「Blu-ray Disc Association(BDA)」は米国時間8月30日,台湾の大手パソコンメーカーのAcerが新メンバーとして同団体に加わることを明らかにした。

 AcerのMobile Computing Business Unit担当副社長を務めるCampbell Kan氏は,「リッチ・メディアへの需要と期待が高まっているため,AcerはユーザーがHDコンテンツの再生や保存ができるようにBlu-ray Disc技術をノート・パソコンに組み込んでいる。引き続きユーザーに最新の技術によってもたらされるメリットを提供していきたい」と述べている。

 BDAが発表した米Home Media Researchなどの調査結果によれば,2007年上半期に米国で販売された高解像度(HD)フォーマットの映画ディスクのうち,66%をBlu-rayディスクが占めたという。欧州ではこの割合が60%だった。

 BDAには,役員会企業として米Apple,米Dell,米Hewlett-Packard(HP),日立製作所,韓国LG Electronics,松下電器産業,オランダRoyal Philips Electronics,韓国Samsung Electronics,シャープ,ソニー,米Sun Microsystems,TDK,フランスThomson,米Twentieth Century Fox,米Walt Disney Pictures and Television,米Warner Bros. Entertainmentなどが参加している。また,メンバー企業として180社以上が加盟している。

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