ニフティのサービスビジネス事業本部コミュニティ推進部伊藤一也氏
ニフティのサービスビジネス事業本部コミュニティ推進部伊藤一也氏
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団体の専用ページは地域や活動内容によって分類されている
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緊急時には特設ページを開設する
緊急時には特設ページを開設する
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 ニフティは2007年8月30日、NPO(非営利団体)やボランティアなどの地域活動を行っている団体向けのコミュニティサイト「地域活動支援コミュニティ」を開始した。

 地域活動支援コミュニティでは、NPOやボランティア、地域の町内会などの団体が専用ページを持ち、活動内容を発信したり、新しいメンバーを募集したりできる。外部のユーザーに対する情報発信のみならず、団体の中で閉鎖的に使える掲示板も用意する。団体専用ページ以外にも、地域活動支援コミュニティのトップページにQ&Aや災害情報投稿の掲示板などを用意し、ユーザーからの情報提供を呼びかける。

 大規模災害(地震なら震度5弱以上)が起きた場合には、特設ページを開設。地域活動支援コミュニティのトップページや各団体のページなどに特設ページが開設された旨のメッセージが表示される。特設ページには危機管理情報サイト「レスキューナウ」の災害情報や利用者からの情報、災害時に自治体が設置する災害ボランティアセンターのページなどを設置する。団体の専用ページの管理者であれば、特設ページにプロジェクト単位でボランティアなどのページを作成できる。

 閲覧は無料だが、書き込みなどを行うには@nifty IDまたはPLEASY IDが必要。ニフティによれば、NPO法人やボランティア活動団体はこの10年で爆発的に伸びているという。2008年度中に2万団体の登録を見込む。今後は携帯電話対応や地図と投稿データのひも付け、行政との連携などを考えているという。