写真●日本アバイアが8月30日に発売したIP電話機「Avaya 1603 IP Telephone」
写真●日本アバイアが8月30日に発売したIP電話機「Avaya 1603 IP Telephone」
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 日本アバイアは8月30日,IP電話機の廉価版「Avaya one-X Deskphone Value Edition 1600シリーズ」を発売した。「Avaya 1603 IP Telephone/同1608 IP Telephone/同1616 IP Telephone」の3機種を用意し,外観および機能が異なる(写真)。IP電話用プロトコルはH.323に対応し,同社のIP-PBXにのみ接続できる。

 3機種共通の装備は,ほかの人あての電話をピックアップしたり転送したりできるLED付きの「回線/機能ボタン」や,日本語表示が可能なバックライト付きディスプレイ,電話が入っていることを通知するインジケータ。また,3機種とも,G.711,G.726,G.729A/Bのコーデックを搭載し,802.1p/QとDIFFSERVのQoSに対応する。802.3afのイーサネット給電をサポートしており,オプションである5VのDCアダプタを補助電源として使える点も共通である。

 機種によって異なるのは,回線/機能ボタンの数やディスプレイのサイズ。また,PC接続ポート,ヘッドセット用ジャック,スタンド,ディスプレイの角度調整機能,電話帳,液晶画面に表示されるボタンである「ソフトキー」,回線/機能ボタンを拡張するモジュール用のインタフェースの有無にも差がある。

 価格は3機種ともオープンだが,予想価格は1603 IP Telephoneが1万6680円前後,1608 IP Telephoneが2万9880円程度,1616 IP Telephoneが3万5880円程度である。

[発表資料]