米Novellは米国時間8月29日,2007会計年度第3四半期(2007年5~7月期)の決算を発表した。売上高は2億4300万ドルで,前年同期の2億3600万ドルから増加した。純損失は342万ドル(1株当たり損失は0.01ドル)で,前年同期の642万ドル(1株当たり損失は0.02ドル)から赤字幅を縮小した。

 非GAAPベースの調整後利益は1200万ドルとなり,前年同期の600万ドルから倍増した。

 事業別にみると,Open Platform Solutions部門が前年同期比77%増の2200万ドルで,そのうちLinux向け製品が2100万ドルを占めた。Identity and Security Management部門は同2%増の3000万ドルで,そのうちID/アクセス管理製品が2700万ドルだった。また,Systems and Resource Management部門が同4%増の3500万ドル,Workgroup部門が同2%減の8300万ドルとなった。

 Novell社長兼CEO(最高経営責任者)のRon Hovsepian氏は,「デスクトップからデータセンターまでの管理業務をカバーする当社の戦略が支持を得ているほか,Linux分野が好調だった」と述べている。

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