米Mercedes-Benz USA(MBUSA)は米国時間8月29日,インターネットで調べた道順をパソコンから自動車のナビゲーション・システムに送信できる新しい機能「Search&Send」を発表した。この技術は,米Google,米Yahoo!,米DaimlerChrysler Research,Engineering and Design North America(DCREDNA)と共同で開発したもの。テレマティックス・システム「Tele Aid」を装備するMercedes-Benzの一部のモデルで2007年9月5日から利用可能となる。

 Search&Send機能により,ドライバはGoogleまたはYahoo!のオンライン地図サービスを利用して行き先の情報を調べ,「Send to Car(車に送信)」アイコンをクリックするだけで行き先情報を自動車のGPSナビゲーション・ユニットに送信できる。ドライバは,車に乗ってTele Aidシステムのボタンを押せばナビゲーション・システムに行き先の情報をダウンロードできるため,住所を入力する手間が省ける。

 この機能は,ハイエンドのSクラスのセダンやCLクラスのクーペだけでなく,新世代のCクラス・モデルでも利用できる。MBUSAによれば,2008年にはより多くのモデルがこの機能に対応するようになるという。

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