ソフトバンクモバイルは8月29日,NTTドコモが28日に発表した法人向け割引サービス(関連記事)を受け,ドコモ対抗の料金プラン「ブループラン」に新割引サービス「法人割引MAX50」と「法人割引」を追加すると発表した。10月1日から導入する。

 法人割引MAX50は,NTTドコモの「オフィス割MAX50」と基本的に同じ。2年単位の継続利用を条件に基本料を契約1年目から50%割り引く。ただし,契約期間中に解約した場合は9975円の解約金がかかる。法人名義であれば1回線から契約でき,契約回線数に上限はない。

 一方,法人割引はNTTドコモの「オフィス割引」に対抗したサービス。同一の法人名義で2~10回線のグループを組むと基本料を25%,グループ内の通話料/TV通話料を30%割り引く。このほか,グループ内メールの送受信が無料になるほか,あらかじめ指定した一般電話(1件まで)への通話料も10%割り引く。前述の法人割引MAX50と併用が可能で,通話料の割引などが適用になる。ただし,併用しても基本料の割引は50%となる。

 ホワイトプランとどちらを選ぶかは,通話相手や通話時間による。例えばブループランの「SSプラン」は基本料が月額3570円で,法人割引MAX50を適用することで月額1785円になる。基本料を比較すると月額980円のホワイトプランの方が安いが,SSプランには1050円の無料通信分が含まれており,一概に判断できない。「法人割引MAX50+法人割引」と「ホワイトプラン+Wホワイト」の組み合わせで比べた場合も同様で,通話相手や通話時間の実績を踏まえて検討する必要がある。

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