NTTドコモは8月28日,法人向けの新割引サービス「オフィス割MAX50」を9月21日から提供開始すると発表した。オフィス割MAX50は,8月22日から個人向けに提供開始した割引サービス「ファミ割MAX50」「ひとりでも割50」の法人版。2年単位の継続利用を条件に基本料を契約1年目から一律50%割り引く。ただし契約期間中に解約した場合,9975円の解約金がかかる。受け付けの開始も9月21日から。

 オフィス割MAX50は「小規模の法人がメインのターゲットになる」(NTTドコモ)。2~10回線の法人ユーザーを対象に基本料や通話料を割り引く「オフィス割引」との併用を想定しているという。大規模になると相対契約があるほか,回線数に応じて基本料を割り引く「ビジネス割引」,1年間の継続利用を条件に基本料を割り引く「(新)いちねん割引」,3150円の定額料で通話料を割り引く「通話料いっかつ割引」などを組み合わせた方が安くなる可能性が高いとしている。オフィス割MAX50は「オフィス割引」との併用は可能だが,「ビジネス割引」や「(新)いちねん割引」,「継続利用割引」,「通話料いっかつ割引」,「WORLD CALLいっかつ割引」との併用は不可となっている。

 なお,今回のオフィス割MAX50の提供で見込まれる減収の影響は非公開。同社の中村維夫社長は,2007年度第1四半期の決算発表時に「ファミ割MAX50」と「ひとりでも割50」による減収の影響が400億円であることを明らかにした(関連記事)が,この中にオフィス割MAX50は含まれていないという。ただし,2007年度の業績予想には既に折り込み済みとしている。

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