米Sprint Nextelは米国時間8月27日,米ニューヨーク地域で展開する高速無線通信技術「WiMAX」のネットワーク・インフラついて,韓国Samsung Electronicsの米国子会社Samsung Telecommunications Americaと提携することを明らかにした。このモバイルWiMAXサービスは,Sprintが「Xohm」というブランドで展開するもの。同地域では,2008年下旬にサービス開始を目指す。

 Sprintは,無線ブロードバンド・サービスの米Clearwireと共同で全国規模のWiMAXネットワークの構築を計画しており,2008年末までに両社は合計1億人をカバーできるネットワークの構築を目指している。Samsungは,これまでにWiMAXサービスについてワシントンD.C.,ボルチモア,フィラデルフィア,ボストン,プロビデンス市場のエリア担当パートナに選ばれている。

 Sprintは2007年8月16日,2010年末までにWiMAX関連の事業最大50億ドルを投じる計画を明らかにしている(関連記事)。Xohmサービスの展開に向けてClearwireやSamsung以外にも,米Googleなどと提携を結んでいる。

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