米Google傘下のYouTubeは,パートナ企業に向けたビデオ内広告の提供を開始した。同社が米国時間8月21日に,公式ブログへの投稿で明らかにしたもの。

 ビデオ画面の下部20%に,アニメーション広告をオーバーレイとして表示する。視聴者がクリックすると,ビデオの再生が一時停止して広告ビデオが流れるが,クリックしなければすぐに消える。

 米メディア(CNET)によると,アニメーション広告はビデオを再生して15秒後に再生され,10秒間だけ流れる。同じビデオを繰り返して見る場合,広告は表示されない。

 「同広告を試験的に導入したところ,(広告がクリックされた比率である)クリックスルー率が従来の表示広告と比べて5~10倍も高いことが分かった。また,オーバーレイをクリックした視聴者の75%が,広告を見終わった後もYouTubeのビデを視聴している」(YouTubeのグループ製品担当マネージャShashi Seth氏)。

[公式ブログの投稿記事]