米IBMは現地時間の8月22日、Web会議サービスの米WebDialogsを買収したと発表した。同社の買収によって、インターネットを通してソフトウエアを提供するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)へ本格参入することとなる。

 WebDialogsはインターネットを通した多地点間の会議サービスを提供している会社で、およそ50万のユーザーを抱える。IBMは同サービスをソフトウエア事業内でグループウエアのノーツ/ドミノを擁するロータス部門の傘下に配置する。IBMはSaaS形式での提供に慎重な構えを崩していなかったが、WebDialogsを通して(1)ユーザーIDごとの課金、(2)インターネット経由でのソフトウエア・サービスの提供、といったSaaSのビジネス・モデルを検証していく。

 なお現在WebDialogsのサービスは英語版だが、2008年中に日本語版の提供も開始する計画である。