マイクロソフトは2007年8月22日,Windows XPの正規OEMライセンス提供を2008年1月31日に終了すると発表した。Windows Vistaを2007年1月30日に発売してから1年が経過するためで,マイクロソフトの「製品ライフサイクル ガイドライン」に基づいた措置となる。これにともなって,パソコンメーカーにおけるWindows XP搭載パソコンの生産は2008年1月末に終了する。

 ただし,企業では既存システムとの相互運用性の問題があるため,Windows XPを引き続き利用したい場合も多い。マイクロソフトではそうした用途に備えて,ボリュームライセンスまたはプリインストールで入手したVista Business/Vista Ultimateに対して,Windows XPに変更できるダウングレード権を設定する,としている。

 なお,販売代理店などがパソコンのハードウエアにバンドルする「DSP版」のWindows XPは,2009年1月末まで提供される。